フリーランスとして働き始めて8年目。
周りからは暇人扱いされます(笑)
昔は嫌だったけど、仕事があるうちは暇人扱いされるのは光栄なこと♪
私が暇人扱いされる時は、仕事が順調か仕事の無いときのどちらかです。
今まで正体を明かしませんでしたが、周囲から見れば暇人であるのは自覚してました。
暇人の正体。
それは・・・
1日の中に余り時間=「余白」を持っていたから。
余白って英語で言えば、Magine(マージン)。
仕事や生活、生きていく上でマージンがないと、マジで詰みます。
今回は、その「余白」についてのお話。
店舗や企業の中に入り込んでいるフリーランスの方、誰かに養ってもらってる方、それらを目指している方には全く役に立たない話になります。
在宅ワーカー・一匹狼的な方や これから自立したフリーランスを目指す方には、ほんの少し役に立つかも。
業種などによっても考え方も様々です。
一例と思って見ていただければと思います。
私の「余白」に対する定義
「余白」の捉え方は人それぞれ。
私が今回扱う余白とは”時間”の事
1日の中に暇な時間を必ず作っています。
でも、自分が意識して余白が持てたのは独立して1年後くらいかも。
後でも書きますが、独立・起業して直ぐに余白を持ってはいけません(笑)
かと言って詰めすぎもダメ。
何にしても程度問題。ほどほどが大事。
実は、この「程度問題が一番難しい説」があります。
フリーランスとして仕事を始めた頃は、仕事が切れるのが怖くて仕事をバンバン入れていました。
労働基準法なんて適用されないから、やりたい放題・稼ぎ放題♪
その結果、起きたこと・・・
- 急な変更・手直しや設計不具合などの対応面倒になる
- スケジュールパンパンなんで高単価の案件を逃がした
- 無理して高単価の案件に手を出して納期遅れが発生
- 家の事がないがしろになりがち
- 常にマルチタスク状態で効率ダウン
- 数日先の予定すら入れられない
- 仕事の精度も怪しくなった(要は手抜きぎみ)
- 信用はガタ落ち・・・
挙げればまだまだあるくらい良くないことが続いた。
時間を自転車操業で作ってた感じ。
もちろん、楽しいことや遊んでるヒマなどありません(笑)
何に対しても余裕がない状況。
私が余白を作った方法
あまり参考にならないと思いますが、自然に余白を作った方法を紹介。
意識して余白が出来るのに約3年費やしてます。
要領の良い方は、もっと早く出来ると思う。
反面教師として、効率の良い余白の見つけ方を模索して下さいネ♪
フリーランス開始直後の主なスケジュール
- 03:00 起床(不安で目が覚めるww)
- 03:10~仕事開始(どーせ寝れないから・・・)
- 07:20~通学指導という名目の散歩
- 08:20~仕事再開
- 11:30~昼休み
- 12:00~仕事再開
- 19:00 仕事終了
- 21:00 就寝(子供と一緒ww)
就寝は早いが、労働時間は13~15時間くらい。
8:00始業の会社員で例えれば、22:00~01:00まで仕事。
それから帰宅。
労基の休憩時間を加味するとこんな感じ。
もちろん、土日も関係なく仕事。
残業時間はザっと200時間超えかな。電通や官僚もビックリと思う(笑)
過労死認定時間の基準である80時間を余裕で超えてる。
サブロク協定って何??って感じ・・・。
でも苦痛では無かった。
働いた分、全て収入になったから💰
ある意味、収入青天井を味わいました。
これ見るとわかりますよね笑
時間的に全く余裕がなく、綱渡り状態。
新しい情報や技術を取り入れる余裕もありません。
風引いたり体調不良だとパフォーマンスはダダ下がり。
このまま続けていたら数年後に廃業確定は明らかですよね・・・
潮目が変わったのは、2年目から。
それは、税金問題!!
フリーランスが払う税金って前の年の売り上げから計算するんですよね~笑
知ってましたけど、具体的な金額は把握してなかった。
予定納税とか初めて知ったシステムもあった。
結果、税金の支払いのために仕事をしている状態にww
1年目は税金払ってなかったので納税の実感はなかった。
払ってたのは定額の国民年金と国保(任意継続の安いやつ)ぐらい。
仕事の質を上げるためと、
次の年に支払う税金を見越して仕事量を抑える事を決意。
フリーランス2年目の主なスケジュール
- 03:00 起床(勝手に目が覚めるww)
- 03:10~仕事開始
- 07:20~通学指導という名目の散歩
- 08:20~仕事再開
- 11:30~仕事終了(キリが良いとこまで続ける事もあり)
- 仕事が無ければ自由時間
- 21:00 就寝
余白、多過ぎじゃね??
と思った、あなた笑
それでも、労働時間は8~12時間くらい。
8:00始業の会社員で例えれば、17:00~21:30まで仕事。それから帰宅。
みたいな感じ。
一般的な会社員の勤務量と似たような感じですかね。
ここで大量の自由な時間を作りました。
どちらかと言えば自然と時間が出来た感じ。
この大量な自由時間は、自身のスキルアップに繋がる様な事を沢山した。
もちろん、急ぎの仕事など入れば、余裕をもって対応できた。
家のことをしたり、散歩したり、買い物したりもした。
しかも、人が多い時間帯が苦手なので行動は基本平日ww
平日の昼間っからオジサンがプラプラしてたり、ラジコンヘリ飛ばしてるのを目撃されたら、そりゃ暇人確定ですよね!!
あと日課になったのが昼寝。(もうダメ人間じゃんww)
午前中に仕事が掃けなくて午後からも仕事をした時とかは負けた気がしてました(笑)
3年目から覚醒します(笑)
この年から「事業税」なるモノの支払いが発生します。
何じゃそれ??みたいな感じ。
利益の5%を持って行かれる。
更に国保も任意継続が終了し、支払金額は Max に(笑)
もう、何か自然と悟りました(笑)
働き過ぎは良くない。
自由な時間=余白
は大事だと。
この頃から、6時くらいまでグッスリ寝れるようになりました♪
今は人並み?な生活リズムと思うのでスケジュールは割愛します(笑)
余白を持って、どうなった?
3年もフリーランスを続けると、仕事量と収入と納税のリズムが解ります。
その結果・・・
収入は落ちたけど、生活や人間関係は豊かになりました。
業種を超えた出会いなどもあり、仕事に活かせる事も多くなった。
仕事につながらなくても楽しく過ごせる時間は何よりの財産です。
あと、運かも知れないけど高単価の案件も余裕を持って受注できることに。
(要は足元を見られないw)
逆に余白時間が無かったら余裕を持てて無かったかな…。
自分では余白時間に磨いた色んなスキルの掛け算が上手く行ったと思ってます。
ここで思った!
暇な時間がある人にこそチャンスは回ってくる!!
そう思ってから、仕事の話が来たときは「忙しい」とは言いません(笑)
お陰様で、収入に繋がらなくとも楽しい仕事を幾つもさせて頂きました♪
私が「忙しい」と言った時は、「その仕事をしたくない」か「本当に忙しい」のどちらかです。
チャンスが回ってきたら、とりあえず動く!!
大安じゃないとか日が良くないとか節目を気にしてると運が逃げますよ~。
余白を作る前に・・・
ここまで「余白ウェ~イ✨」みたいな事を散々書いてきましたが・・・
余白を作る前に・・・
- とりあえず、最初はがむしゃらに仕事する
- 動画視聴やSNSなどの時間泥棒には注意
- 遊びの誘惑に耐える
- 自身のスキルアップを怠らない
- 頑張ったから”ご褒美”は軌道に乗ってから
- 頑張らなかったら”お仕置き”はいつでもOK♪
これらを自身で試行錯誤しながら余白を作っていきましょう。
最初から余白(マージン)を作り過ぎないように(笑)
とりあえず仕事を起動に乗せて収入を安定させる。
これが最優先事項。
フリーランスは収入が不安定なのは周知の事実。
1年間無収入でも何とか生きていけるくらい貯蓄があれば安心かな。
リスク管理は三者三様なんで、無理のないようにしましょう。
簡単なリスク管理は固定費を下げること。
電気・ガス・水道代・スマホを含めたネット環境・サブスク商品などなど。
収入がなくても、容赦なく引かれて行きますからね💧
試行錯誤、そして行動。これらはフリーランスにとても大事なこと!!
少し不便なくらいが丁度良いと思います。
ここも程度問題が大事。
余白が出来たと思ったら??
余白時間が出来たらと思ったら、遊んだり散財するのは まだ早い。
おすすめは読書。
ジャンルは何でも良いがスキルアップに繋がるものが良いでしょう。
余白を減らす事態が発生した時に減らせられるモノがあれば読書以外でも大丈夫。
ここでも念の為のリスク管理が重要。
私はどちらかと言えば余白が多い方だったと思います。
読書(主に専門書やマンガww)の他に、色んな事にも挑戦しました。
会社員で言えば副業的な事ですが、極めれば収入の柱として機能し始めます。
ちなみに、楽して儲かる副業なんてありません(笑)
副業は、楽をする前の段取り・準備として考えましょう。
あとは健康診断!!
これ、本当に余白が無いと行けないし行く気になりません。
まだ会社員の方は、辞める前に自費でも絶対に受けておきましょう。
上手く行かないときも・・・
もちろん上手く行かないときもある。
訳あって最初からつまずく事もあると思います。
・運転資金が無くなった。
・病気になった。
・家族の介護が必要になった
などなど・・・。
自分ではどうしようもならない事もあれば自業自得の事もあると思います。
どちらにせよケース・バイ・ケースなんで、その時に出来ることを見つけて試行錯誤しながら流れに乗りましょう。
私自身、大病を患った時は結構 焦りましたよ…。
病気を患ったら、治すのが最優先!!
そして、支出は最小限にする努力を。
余白を作るのにしてはいけないこと
絶対にしてはいけないこと・・・
それは
睡眠を削ること!!
フリーランスの立場上、仕方のないときもあります。
たまには寝る間も削って任務遂行する時だってあります。
しかしですよ、
睡眠時間を削ってまで仕事をしても得られるパフォーマンスって、たかが知れてますww
思考が飛んで集中力も無く(本人は気付いてないw)仕事をしているフリの時間が多くなります。
脳がバグってる状態だから、仕事をしてるフリになってる。
仕事をしているフリなもんだから、仕事は掃けないしミスも多くなる。
タチが悪いのは、仕事をしているフリなのを その時に気付かないこと。
私みたいに時間差でガタが来る場合もあります。
眠れないのなら別ですが、睡眠時間を削ってはダメです。
・タスクが多いのなら削りましょう。
・仕事量が多いのなら減らしましょう。
・人付き合いが多いのなら減らしましょう。
・遊びもしたいのなら、どちらか選びましょう。
・楽しいことをしたいのなら収入に繋がるモノを選びましょう。
私が辞めたのは、約20年続けていた自動車レース。
辞めたというより休止中。
所有していた競技車は売りましたが、出場に必用なライセンス更新だけは毎年行っています♪
(更新料:約3,000円/年)
更に余白の調整ができれば復帰する予定♪
あとは、ゴルフ⛳
これも、もう少し時間的余裕が出来たら運動不足解消として再開したいかな♪
道具はまだ持ってる✨
そういえば独立してからプラモデルも作ってない。
これは作り始めると熱中しすぎるのがわかってるから自粛中。
ストックしているプラモデルの在庫が多数あり。
会社員時代に入ってたソフトボールのリーグチームは時間的な都合もあり脱退。
最後に・・・
余白を持てない原因の一つに焦りがあるのは事実。
焦りの種類は様々。
・仕事が切れるのが怖い
・収入が減る
・やりたい事が多い
などなど
フリーランスって個性の塊だし、個性があってナンボ。
個性のないフリーランスって需要無いから、自身の工夫で余白時間を作って生き残れる様に頑張って下さい。逆に腕の見せ所!!
余白時間が出来て、チャンスを掴む可能性が広がったのは事実。
仕事でもプライベートでも♬
何をどうするかはフリーランス最大の醍醐味。個性の出しどころですよ♪
時間的な余白もですが、私の場合は日程的な余白も多いです。
1週間以上先の遊びの予定は一切入れません。
これは、生きて行く上で仕事が最優先である事✨
(養う人がいれば当然と思ってる)
1週間以上先の予約を入れるのは、歯医者とか病院・検診、すでに決まっている行事、大事な日などなど。
よって、私のスケジュール帳はスカスカです(笑)
余白というより、空白が多いかな(笑)
1週間以内のスケジュールなら、その時の仕事量を把握できてるんで臨機応変に対応できます。
私の場合、石橋を叩き過ぎてる感がありますが、慎重になることで不安とのバランスと取っている感じだと思う。
業種によっては全く参考にならないと思いますが、いちフリーランスの経験談として見て頂ければと思います。
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